Fishです。
技術者(エンジニア)の皆さん、英語勉強のモチベーションをどのように維持されていますか?
この記事を読まれている方は、もしかしたら
「なんとなく勉強を始めたけど。技術者が英語を習得出来て、、どんなメリットがあるのか?」
と思っていませんか?(私は勉強をするまで思っていました。)
よく聞く話で、TOEIC800点あると、技術者で差別化できる!なんて情報も見ます。
私の場合、「キャリアアップでグローバルメーカーに転職したい!」と思い英語の勉強を始め、TOEIC550点から3ヶ月で805点までスコアアップをさせ、無事キャリアアップできました、機械設計のエンジニアです。
(895点まで学習を継続)
そんな理由で英語勉強をスタートしたため仕事でのメリットは副次的なものでしたが、
「英語できてよかったぁ」
と感じる場面は未だに多いです。
今回は、そんな、私が超主観で思ったメリットをお伝えして皆さんのモチベーションに1mmでも貢献出来たらいいなと思います。
ズバリ、英語での情報収集&キャリアアップのしやすさ!ここが良いところですね。
順番に説明していきます。
この記事を読んでほしい人
- 技術者で英語始めたはいいけど、モチベーションが出にくいという方
- 技術者が英語を活用って、コミュニケーション以外に想像できんという方
1.英語を使った情報収集ができる

これは、技術者にとって非常に大きなメリットです。
海外顧客・協力会社とのコミュニケーションが可能になる点は後で触れますが、
英語を読み・聴きできることで、技術情報に触れられる範囲がグッと広がります。(広がりました。)
800点を超えるスコアレベルになると一定のリーディング能力とリスニング能力は身につきますよね。
仮にTOEIC対策の成果であったとしても、その実力は大きく変わらないと思います。
800点になるとテクニックだけではなく、例えばリーディングパートを最後まで解き切る(塗り絵にならない)といった最低限の英語能力は必須だからです。
そして、その最低限の英語力があれば、顧客の要求仕様書や海外サプライヤからの提案書、仕様書なども理解することが出来ます。
・・・ここまではよくある話ですよね。
しかし、更に私の超主観で感じた読み・聴きのメリットを上げると、
- 統計情報など海外データにアクセスしやすくなる
- 海外の技術系Youtubeが字幕なしで理解できるようになる
です。
これは、しっくり来る方は少ないかもしれませんが、
技術系のお仕事をしていると、ジワジワと、実感できるようになります。
・統計情報は英語だと、とても探しやすい
なんて言ったって、インターネット上の情報量は、日本語と英語で10倍の差があります。
下記のStatistaのデータによると、インターネット上の情報の54.4%が英語で、日本語は5%です。
「意外と日本語多いやん」と思ってしまいますが、その差はまさに桁が違います。
With almost 55 percent of the top 10 million sites on the web in English, one language dominates with a vast majority.
Statista
(この統計サイトStatistaもたまに使います。いろいろな統計データが保管されています。)
仕事で統計情報を使う方は少ないかもしれませんが、ゼロから製品を作り上げる場合や、製品企画まで行う場合は、海外のデータを必要とする場面も出てきますね。
私は、企画をする際にとても重宝しました。
・海外の技術系Youtubeが字幕なしで理解できるようになる
これも、今の時点でピンと来る方、少ないかもしれません。。。

あえて断言します。あなたが何か量産している製品があったとします。その製品、絶対に分解や解説された動画がYoutubeにあります。
しかし、私は仕事で「この技術・製品の仕組みってどうなんてんの?」と調べ物をしたい場合、大概の場合はまずYoutubeで動画を探します。(いいのか悪いのかは置いておいて)
なぜなら、いろんなひとが、(英語で)解説動画を上げてくれているから!
例えば「ロケットエンジン」に関して、仕組みを知りたいと思った、とします。
ざっと、推進力を得る原理などを知りたい場合に、いちいちネット記事や文献を読むの面倒だと思いませんか。
Youtubeにおいて、日本語で【ロケットエンジン 仕組み】と検索してみましょう。
すると、、、
まぁ、ロケットの製造に関連するような三菱重工がヒットしますし、3件目には「ジェットエンジン」になっちゃってますね。
しかし、これを英語で【how works rocket engine】と検索すると、

このような形で、一般化されわかりやすい「ロケット」に関する説明アニメーション動画がヒットします。

しかも数百万回再生されてる。
こういった動画、仕事関係なく永遠に見てしまいますね。
自動車メーカーテスラのバッテリー分解動画なんかもありますね。
つまり、動画でいろいろな技術情報が、英語を使えば習得できる!というお話です。
2.海外案件を任せてもらえる=キャリアアップに繋がりやすい

こちらも想像は付きやすいと思います。
実体験として、私はキャリアアップのしやすさを肌で感じています。(今はまだ平社員ですが)
私は前職・現職ともにいわゆる数万人規模の従業員のいる大手メーカーで勤務していますが、技術職で英語ができると、海外案件を担当する確率が高くなります。
そして、日本メーカーが海外とやり取りする場合、案件の規模が大型になりやすい。(越境する必要があるため、案件の粒が大きくなる)
そして、この海外案件の経験or海外駐在の経験は、昇格への影響大です。
現職・前職の中で、私の頭に浮かぶ20人弱の課長(マネージャー)以上の人は、漏れなく海外経験があります。
※私の場合、所属部門が機械設計で特殊かもしれませんが、グローバル展開する製造業であれば、どの企業もそうじゃないかなと思います。
現職では、TOEICを半年に一回受ける仕組みがありますが、800点を超えると永久スコアと呼ばれ定期受験の必要がなくなります。
そしてこのスコアを取ることを、”免許をもつ”なんて言ったりしています。
つまり、TOEICスコアを海外案件を担当できる免許のように捉えているんですね。

実際にはそこまで多くの人が800点を超えているわけなく。。。免許ない人が多いです。よって、定量的にみて、目立つ人材になれるわけです。
つまり、800点レベルに到達すると、他のメンバと比較して間違いなく優位に立てます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
やっぱり、英語ができると、技術者といえど、
- 情報収集の範囲が大きく増える(約10倍になる)
- キャリアアップに繋がりやすい
という普遍的なメリットを受けられます。
つまり技術者でも英語をやっておいて損はない、ということをご理解いただけると思います。
安心して勉強をすすめましょう!
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